2024.01.07 Sunday
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その愛想笑いやめろサンピリ演出の元一のブログです。
適当に書いています。 2010.07.27 Tuesday
ライブ報告
博多エキマエ音舗で23日にやったライブの映像
今回は全曲をどこかで必ず間違うというヤラカシと時間オーバーという暴挙・・・ いつものごとくギリギリまで人呼びたくない病が出たけれど、横やんと中やんがきてくれた。ありがとう 踊りに行かないで http:// べろちゅー(銀杏BOYZのカバー) http:// フェルマータ http:// 夜行列車 http:// 地平線の夢 http:// でもまぁ、すごく気持ちよかったです。 2010.07.27 Tuesday
アームストロングコンプレックスコンプレックス
観劇中や観劇後は失望に似た想いに打ちひしがれていたけど、アームストロングコンプレックスは10周年記念公演としてはやはり成功した作品だと言って間違いないと思う。
別に俺のために芝居を打っていたわけじゃない。あの劇場、あのメンバーでやる確固たる意味を持った作品だったと評価するのが妥当だ。 ちょっと自惚れすぎてヒステリックになってしまっていた。大反省だ。 しかし、あの作品を認めることで、自ずと自分の感性は否定されてしまう。 なるほど。僕、やっぱり芝居が嫌いなタイプの人間だったみたいです…。 アームストロングにはガラパの面々も参加しており、4人とも尊敬できるメンバーだ。みんなが考えていることはまず信じていい。 でも今回は僕としてはどうしてもあの芝居が面白いとは言えなくて、何故ガラパメンバーが参加していてああいう作品になったのか理解に苦しんでいる。 それはつまり、自分の演劇の感性がでたらめで、(映画嫌いが何の映画を見ても受け付けることなく眠ってしまうように、)僕も相当な演劇音痴だったということに繋がる。 例えば、自分も含めて大半の人が評価する作品を批判していた人がいたとして、僕はそのとききっと「この人は見る目がないんじゃないか?」と排除してしまうだろう。 でも、今回の場合、その見る目のないズレた価値観をもった人間こそが僕自身であったわけで、なんともおぞましく思えてゾッとする。 名作を名作だと言えず、そんなゲス同然の価値観を持って、この先何を期待して、何が楽しくて劇場に向かえばいいんだろうか… 田坂さんの作品については高校のときからファンで、よく胸が熱くなっていた。演劇ってこんなに素晴らしいんだと。 けれど、しばらく福岡から離れてから観てみれば楽しく感じなくなってしまった。そうか、どうやら、変わったのは僕自身だったのか。 今回の作品も、全盛期だったら30分に収まっていたはずなのに何故あんなにもグダグダと展開されるのか不思議でしょうがない。 書き直した作品らしいが、それにつけてもあの話の回りくどさに気が付かないのはおかしい。引き延ばす過程で何か工夫できなかったのだろうか。 百歩譲って穏やかな流れや雰囲気を重視する趣向の芝居を狙っていた脚本だったとしても、あの役者同士の「間」は芸がなさすぎるし味のカケラもない。 パンフにも書かれていたように、早い段階で役者個人の間の違いについては課題だったはずだ。何故メスを入れず、メリハリのない作品に仕上げたのか理解に苦しむ。 また、一番嘆かわしく感じるのは田坂脚本特有であったはずの登場人物の魅力…今回の川口さん演じた月岡のようなキャラクターがあまり拝めなくなったことだ。 月岡以外は誰にでも描けるような薄っぺらい登場人物ばかりで、以前のぶっとんでいるのにも関わらずしっかり作品の中で呼吸をしているような人物は少ない。月岡が浮いて見える。 一人一人の個性豊かなキャラクターが織り成していた絶妙なアンサンブルが今はもう聞こえない。以前は役者一人一人をどう光らせてやろうかといったゾクゾクする思惑や仕掛けがたくさん散りばめられていたのに… だから役者に関しては月岡ですら竜頭蛇尾の結果に終わってしまった印象を受け、皆さんうまいけど何の発見もなかった。 いずれにしても、今回で自分自身の価値観が非常に疑わしくなったのでこれは戯言に過ぎない。思い出補正という人間の性にも逆らえないし。 それに、脚本・演出家が今一番描きたいことをそのまま作品に仕上げるのが一番大切なこと。観客はどんなに愚痴をもらそうが、それは作品に必要でなかったのだから描かれていないだけに他ならない。 だからアームストロングコンプレックスも、この形がベストだったんだ。 「ネクストジェネレーションのくせになんの挑戦もせず小さくまとまってしまった」とか、やはり参加したメンバーに失礼極まりない。素直に福岡の役者が集結した画期的な企画と劇場の10周年を祝いたい所存です… 2010.07.26 Monday
劇団無名コンパイル
劇団無名さんの公演を観劇して、社会人となっても芝居を続ける熱意ってすごいなぁと思うのと同時に、上演を続けるにあたってどう劇団としてのアイデンティティや魅力を養っていくのかは非常に難しい課題だなぁと考えていた。別に無名さんに限ったことじゃない、切実な問題。
仮に気楽にやりたい芝居をやるというシンプルな目的のために活動していても、どこの劇団だってそれを形にするのに苦労しているわけで…優先すべき生活を抱えたまま、表現活動を続けるミッションを同時に背負うって大変なことだ。 周囲には精力的に上演に挑む劇団も存在する中、目移りすることなく自分の劇団が納得のいく芝居をつくっていくなんて…演劇ファンとして頭が下がる。 とかなんとか勝手に僕が妄想していて、実は社会人ともなれば劇団の方針に案外簡単に全員が賛同していたら肩すかしくらっちゃうな。つまり、やろう!というときサクサクと集まって、しっかり観客の期待に応えられる社会人劇団。それが理想ですわな。 とにかく、マイペースでもこれからも作品をつくり続けていただけたら本当に嬉しい。応援しております。 ところで、目線が泳ぐ役者さんはどうしても好きになれないということをこの公演で再認識した。せっかくの演技も、大事なところで目が泳ぐと相手と噛み合わず悲惨な芝居になってしまう。 僕は役者の上手い下手を気にしないタチだけど、目線だけは本当になんとかしてもらいたい。細かいダメ出しなんてしたくないけど、これだけは譲れないなぁ。 あと、コンパイルではたくさんの頭のネジぶっとんだキャラクターが登場し、特攻隊のように次々と現れては観衆をドン引きさせ、爆死していった。僕はああいう観客を煽る奔放さや冒険心は大好物です。 劇中、濃いキャラクターがウザすぎてイラついてしまった瞬間、してやられたなと感じてニヤニヤしてしてしまった。ああいう遊び心を取り入れた芝居はロックだ。 感動や笑いの他に苛立ちを与える芝居があっていいと僕は信じてる。つまらないことすんな!って、すべったところを顔真っ赤にして批判する人もいるでしょうが、ああいうのはご愛嬌。いい味なんじゃないでしょうか …ただ、実は僕の考えすぎで、彼女たちが普通に笑わせる要員だったら僕は少し泣いちゃうかもしれない。
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