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その愛想笑いやめろサンピリ演出の元一のブログです。
適当に書いています。 2011.08.23 Tuesday
サンピリ「光」おまけ・グリーンカード
今回、僕は毎公演泣いた。毎公演、役者みんなに泣かされた。
みんな完全に僕の手から離れて、僕の知らない作品を見せてくれた。 もちろん、僕はこれを作・演出したのだからそれがオナニーだと認めなくてはならない。 でも、自分の作品であるからこそ、マジで他の芝居に負けないパワーのある芝居だと誇れる というわけで、千秋楽はバクチ(実験)をしてみた。 それぞれの役者が本当に役をモノにしているのかのテストと、演劇の可能性をかけて。 その名も「グリーンカード」 (これは『宇宙兄弟』というマンガで知ったのだが、) (宇宙飛行士になるための訓練で仲間との信頼やら何やらをテストするためのものらしい) 内容は【役者への追加演出をその役者にしか聞かせない】というものだった。 これを全役者にやった。 向井:皐月の亡霊が現れたら、吐く。 内藤:冒頭の向井と喧嘩するシーンで、向井に掴みかかる。 ペグ子:孝太がはけて、泣く。 孝太:ペグ子に、キス。 べったん:みんなの顔にクリームを塗りたくる 小池:大沢がはけて、泣く。 大沢:小池に暴力 皐月:ペグ子が出る電話で怒鳴る。&開場前に、松田(向井)とハグ。 彩:立ち位置を越えて向井を追い詰める。 パソコン:バッテリー切れ 結果は、千秋楽のお客さんにしかわからない。 しかし、最後の最後で役者の凄まじい成長と名演技というか名シーンができたのは確か。 (この作品では)泣く、だとか暴力だとかは稽古では決してできなかった演出だと思う。 なぜならそれら全ては単なる動作であって記号である。 内面ができない間にやれば嘘くさいし、練習するものでもないからだ。 千秋楽の「光」だけは僕は自分の「演出」だとは少しも感じていない。 役者というか、作品のキャラクターが自ら動いてそうなったものでしかない。 終わってから、もちろん役者やスタッフに散々怒られちゃったけどね・・ ほんとすいませんでした。調子乗り過ぎました。 でも、いいものに出会えたよ。ありがとね。劇的だったよ。圧倒的に。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 僕はもっとこういうネタバラシみたいなものがあっていいとおもうんだ。 オフィシャルパンフレットじゃないけど。 2011.08.23 Tuesday
サンピリ「光」9実験結果。成功と失敗
1、no audition 誰でもこいと言っておいて、結局メンバーが身内だけでは面白くない。 かといって気心知れる仲間がいないとスタッフ含め色々と回らない。 そんな中、キャスト9名中6名が新しく関わる役者であったことを幸福に思いたい。 脚本・演出としても非常にやりがいがあったし、俺ができることを存分にさせてもらった。 稽古場では下手くそな仕切りや脚本の改訂改訂で随分振り回してしまった。ありがとう。 中でも一週間前に参加した2人は初舞台である。頗る気合いが入った。 正直、この時期かよ!といくらか足踏みはしたとは思うけど、2人が参加してようやくこの作品がまとまったことは真実だ。2人が参加しなかったらかなりひどいものになっていたかも。 あと、岡部志郎さんは「掘り当てた!」と自信を持って言える。これからも頑張ってほしい 2、青年センター 稽古場は青年センターがメインだった。 6月7月とお世話になっていただけあって少し母校のような感覚もしてくる。 舞台装置や小道具が置けたこと、音響機材がお借りできたことでなんでもやれた。 稽古日程もたくさんわがままを聞いてくださったと思う。菓子折り持っていきたい。 3、天才発掘プロジェクト 実はダンスの企画であるこのプロジェクトにサンピリも参加させて頂いていた。 どういう作品にしようと考えているのかというプレゼンを行って意見をもらうというもの。 しかし、なかなか口下手で「俺は勝手にするから!」みたいな終わり方で気まずい。 このブログ連投も、全て天才プロジェクトさんへの報告を兼ねている。 成功と失敗 脚本 <成功> ・最後の最後まで改訂して納得のいくものができた。 ・バッサリカットして、余分なシーンやセリフを捨てられた。 <失敗> ・6月の無倣舎からの影響があったとしても、本番前一ヶ月を切ってから脚本を書き始めたのはやはり遅い。次回は脚本が粗方固まってから企画を始めよう。 ・追加の脚本を刷り過ぎて役者とスタッフが混乱。 演出 <成功> ・照明と音を計算に入れて演出プランを練られた。 ・役者の特徴を早い段階で把握できた。 <失敗> ・稽古中、十中八九、口下手過ぎて役者に伝わらない。 ・こだわりたいところとどうでもいいところがあったのだが、「そこはどうでもいい」と言う演出はどうかと思う。 ・色々な演技を見たくてあれこれ試していると役者が結局どのプランでいけばいいのかわからなくなっていた。 ・自分の経験や性格が元であるのに、十分とは言えない説明。 ・気がついたら自分が演技しちゃってて、一人ですっごい疲れる。 2011.08.23 Tuesday
サンピリ「光」7キャラクター4
松田祐太郎
万能グローブ ガラバゴスダイナモスの役者。サンピリの相方。 空気を変えたり相手の台詞を受けたりといった技術はあるものの、わかりやすいキャラクターを演じつづけていたせいかオーバー気味の演技がクセになっている。また、形だけで内面がなくどこかヌルイ。繊細な感情表現をしたり、感情的になる場面をつくる必要があった。 →向井 サンピリの副リーダー。仲間の誕生日サプライズを企画するなどムードメーカー的な存在。キャバクラでボーイのバイトを通して皐月と知り合い、付きまとわれるようになった。皐月とは恋人になったことも肉体関係もない。何度か相談にのるうちに頼られてしまう。 しかし、熱心な説得にも関わらず自傷行為や連絡を続ける皐月との関係に疲れを感じ、とうとう皐月を見放してしまう。(皐月はこの時死亡) 向井はサークル(光)と皐月(闇)の間で揺れる人間だった。楽しいときに辛いことを背負うというのはキツいものだ。結局目の上のたんこぶである皐月を切る。 支援活動というのは、本来皐月のような社会にとって“目の上のたんこぶ”である存在と向き合わなければならないものだ。貧困地域の支援といえど、中には消極的な人間や支援者に依存する人間もいる。単に手を貸すのではなく、距離を保ち続けなけりゃならない。やりたいときにやるという姿勢は誉められたものじゃない しかし、向井も内藤と同じく罪悪感に悩まされるものの、友人の言葉に救われる。淡々とやるのが支援であり、生き方なんだ 岡部志郎 初舞台。一週間前に参加。 圧倒的な目力とオーラ。積極的な演出とのコミュニケーション →大沢 べったんと小池のバイト先(コンビニ)のエリアマネージャー。パワハラ。人は自分より下の人間を作りたがる。
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